今日は柔らかい口調で、しらさぎです!
さて、しらさぎ(@7M_shirasagi)のアカウントといえば「最長片道切符の旅行」ですが、いよいよ来年・2018年春にルートが大幅に変わり、全長距離が短縮される可能性が浮上。
既にフォロワーさんと議論をしていますが…
~このところの距離の変遷~
近年の変遷を営業キロの合計で示してみました。規則上選択乗車が出来る箇所は、全て長い方の経路に選択するものとして処理しています。
※http://www.desktoptetsu.com/saichohensen.htmを参考して再集計
2012-08-20ルート:10918.0キロ BRTによる宮城エリアの運転再開
2015-01-31ルート:11011.7キロ 常磐線輸送再開
2015-03-14ルート:10954.1キロ 北陸新幹線延伸・在来線三セク化
2015-05-30ルート:10995.2キロ 仙石東北ライン開業 (管理人が実行)
2016-03-26ルート:10968.6キロ→改キロ10969.2キロ(17年4月) 北海道新幹線
近年の経過は、東日本大震災の影響に左右されてきました。2012年から2015年にかけて徐々に運転再開や代行バスによって乗車券での通過が可能になった結果、11011.7キロまで回復して、ほぼ震災前のルートに戻りました(2015年1月)。
震災直後を除いた、2002年~2011年春・2015年1月~5月までの東北のルートの基本的流れは以下のとおりでした。
1.北海道から津軽海峡線で青森へ
2.新幹線で盛岡へ
3.北上から北上線・奥羽線で秋田へ
4.秋田から羽越線・米坂線で米沢へ
5.米沢から奥羽線で新庄そして陸羽東線で小牛田へ
6.小牛田から一ノ関へ行った後は大船渡線・気仙沼線・石巻線・仙石線で宮城県エリアへ
7.仙台へ到着・福島県のいわきから信越方面へ
これが2015年5月に仙石東北ラインが開業したことで以下のような内容に。
1.北海道から津軽海峡線で青森へ
2.五能線へ→秋田へ出て羽越線・米坂線で米沢へ
3.米沢から奥羽線で大曲そして田沢湖線で盛岡
4.北上から一ノ関へ南下して大船渡線・気仙沼線・石巻線・仙石線で宮城県エリアへ
5.途中仙石線高城町から仙石東北ラインで東北本線松島→小牛田
6.小牛田から陸羽東線古川・新幹線に乗り換え仙台到着
五能線が本格的にルートに復活しました。田沢湖線も追加。逆に陸羽東線と北上線・東北新幹線が外れたというルートです。
仙石東北ラインはわずか0.3キロの短絡線に過ぎませんが、これが40.1キロもの追加をもたらしました。ものすごく効率がいい。この時点で10995キロに。
その後は北海道新幹線の開業で津軽海峡線の営業キロから北海道新幹線の営業キロを採用することになりましたので、-26.6キロになりました。
2017年6月現在は、ルートは2016-03-26ルートで10969.2キロになっています。
~2018年春に変更か?~
2018年春にルートが変わるとみられています。
理由は三江線の廃止。路線網が減ると、最長ルートが減ることはあっても延びることはありません。しかも100キロ超の廃線のためルート減少になるのではないかという議論が出ているのです。
これで中国地方は30年くらい変更がなかったはずですが、久しぶりに様変わり
本来は数学的に算出しないといけないのですが、ひとまず路線図を見てかんがえられそうな経路をピックアップ。その中で一番長い経路をご紹介(変更部分のみ)。
変更になるのは、福山~下関までなので比べてみましょう
現在の推定最長ルート
・・・福山→福塩線→塩町→芸備線→備中神代→伯備線→伯耆大山→山陰本線
→江津→三江線→三次→芸備線→広島→山陽本線※→新山口→山口線
→益田→山陰本線→長門市→美祢線→厚狭→山陽本線→下関・・・
※途中岩国~櫛ヶ浜は岩徳線を通るというのが券面表示だが、選択乗車制度を利用してより距離の長い山陽本線を経由するものとした
2018年春以降の予想案
・・・福山→山陽本線→三原→呉線→海田市※→山陽本線→広島→芸備線
→備中神代→伯備線→伯耆大山→山陰本線→益田→山口線→新山口→山陽本線
→宇部→宇部線→居能→小野田線→小野田→山陽本線→厚狭→美祢線
→長門市→山陰本線→幡生→山陽本線→下関・・・
※途中三原~海田市までは券面では山陽本線になるが、選択乗車制度ではより距離の長い呉線が利用可能になる。
これでどのくらい距離が短くなるのかというのが最初に気になるところ
ちなみに減少幅は-140キロ!
新しい合計距離は10827キロになります
これはTwitter上での議論をもとに(おつきあいいただいた方にお礼申し上げます)、算出したものなります。ひょっとしたらこれよりは長いルートが出てくるかも知れません。
なので、「2018年春は最大で140キロ減かも」
というのが現時点での答えです。
ルートの特徴としては、
+ 宇部エリア・呉線が新たに加わった
- 益田~萩~長門市の海のきれいな山陰本線の区間は除外
- 宮島口・錦帯橋が近い山陽本線のエリアも外れる
といったところにあると思います。
さらに
・2019~2020年頃は北陸新幹線の延伸開業と在来線三セク化で距離の縮減
・大阪都市部の路線網増強での距離増加
が見込まれています。
その後は、JR北海道の路線存廃やリニア新幹線がルート増減の鍵を握りそうです。
今後も時間があれば、随時最長片道切符に関する最新情報をお届けします!
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