連載:はじまりの旅 第2回

-初めての本格的な鉄道旅行を画像と一緒に振り返り、原点を見つめ直す

※画像は全て当該日に撮影したもの


1日目:出立

12月17日予定していた出発日を迎えた。

前々日くらいまで熱があったよう感じはしていたが、それはおさまっていた。それでもなんか体調が悪い感じは残っていて、不安はあった。

とはいえこの日までに、時刻表を徹底的に調べ上げてルートをまとめた。

北日本&東日本パス-普通列車限定のフリー切符もスタンバイ済みだ。

とはいえ、この日は学校の予定がある。それが終了するのは18時45分。正直この予定は苦痛だった。

なんとか予定を片付けた。学校から下宿に戻って、リュックサックのチャックを開ける。

専門科目の専門書や資料ファイルが入っていたがそれを全て取り出す。なぜなら、そのリュックをそのまま旅行で使うことにしたからである。しかも、サイズは中型。

あれもこれも荷物を持っていると忘れ物をするので、このたった1つのリュックサックに全てまとめ、あとはポケットを適当に使おうと考えた。

貴重品に、最低限の着替えと十分な防寒具を整えて、札幌駅へ向かった。

札幌駅で知人との予定が済んだのは午後10時頃だった。とりあえずは、室蘭本線の沼ノ端~追分~岩見沢を目指す。そのために、苫小牧へ向かう普通列車に乗り込んだ。もちろん、苫小牧で一夜を明かすつもりだった。

知人に改札で見送られ、改札の中へ入った。ようやく、解放されるという安堵感もあったのかいつもより足取りが軽いように感じた。

苫小牧行きの普通列車は確か721系…クロスシートだった。時間になると札幌駅に滑り出ていった。札幌駅のホームを出るとしばらくは札幌のまちの夜景がみえた。

それも新札幌を過ぎるとあっという間に闇に消えていったのである。

苫小牧に着いたら、23時は過ぎていた。翌朝は早い。

駅前のホテルにチェックインした。札幌はあんなに積もっていはずなのに、苫小牧はほとんど積もっていなかった。


(次回に続く)

0コメント

  • 1000 / 1000

しらさぎのコメント保管庫

@7M_shirasagiのなんかまとめてコメントするための雑記帳です。 不定期にアンケートコラムや鉄道旅行の連載を行います。