茨城知事選は自民系大井川氏競り勝つ

さて茨城知事選が終了した。

結果は与党側の勝利となったが、いずれにしろ小差での決着だった。与党は競り勝ったのでひとまず落ち着きそうだ。


事前の予想は、朝日などが自民系・大井川氏をやや先行とした。共同などが現職がリードとしていた。

共同通信・茨城新聞・ヨミウリの出回った数字を独自に解析すると、両候補の差はわずかに数ポイントでどちらが当選してもおかしくない状況であることがわかっていた。とはいえ、このあいだの仙台市長選よりは自民系と対立候補の間の差がなく、茨城の方がより自民支持層があついため大井川氏にやや有利であろうと判断していた。


しかしながら、投票率を追ってみると現職橋本氏がリードしていると報じられた県北エリアで伸びて逆に大井川氏リードとされていたエリアではそれほど伸びていなかった。当日情報まで総合的にかんがえるとまさに横一線というべき状況になっているとかんがえた。


確かに、自民系が勝利したため与党は弾みがついたと思う。しかし、これで安定軌道に戻ったと総括するのはやや危険かも知れない。

事前調査や出口調査を見る限りでは無党派層の票が伸びていない。つまり、自民支持層が薄い地域では思わぬ苦戦を強いられてしまう可能性もある。この点は意識して次回以降の選挙に臨みたい。

野党側は特に民進が自主投票となったので不戦敗だという見方もあるかも知れない。ただ、無党派層の動向を見ると仙台市のような戦術を立てた場合はそれなりに票差を詰める余地が残っているのではないかということは改めて示唆されたと思う。相手候補が無党派票をとれなかったからである。

ちなみに補欠選挙は今回も弔い選挙である。過去の結果の上では基本的には小差でも自民が有利である。したがって、自民としては1つも落としたくない、最悪でも1敗で済ませたいところである。


0コメント

  • 1000 / 1000

しらさぎのコメント保管庫

@7M_shirasagiのなんかまとめてコメントするための雑記帳です。 不定期にアンケートコラムや鉄道旅行の連載を行います。