Twitterのフォロワーから「18歳で有権者になって投票するにあたって参考になることを書いて欲しい」という趣旨のコメントがあったので、早速書き始めている。
とはいえ、社会的なトピック。
今の日本社会では投票は地方選挙・国政選挙・厳密には別な制度のはずだが衆議院選挙と一緒に最高裁の裁判官を審査する機会がある。選挙によって重要な点は当然変わってくるので細かく見ていくのも骨が折れるというか、荷が重い。
国政選挙に限ってかんがえても、1票を投じるときにかんがえるといえばやっぱり政策なんだろうと思う。本当はそれ以外にもあり得るのかも知れないけど、一番メジャーなパターンだろう。
政策といえば、同性婚を認めるべきかといった身近な問題から平和(安全保障)の問題のように深刻な対立があるものも。蛇足だが、平和と安全保障、2つの用語を出したがどちらを多用するかでその論者のスタンスが見える場合もあるから面白い。
個人的には、同性婚の問題も平和(安全保障)の問題も「自分は今のところこっちを選んでいるな」というのはある。けれど、それが「将来において正しい」かということを証明するというのもまた困難な作業ではある。
この未来・将来についてかんがえるというのがひとつ重要である。われわれが候補者や政党団体に投票することで、将来の政策を決めている(というか政治家に委ねている)。将来の政策が決まることで、その後の日本社会の姿が変わるのである。
さらに、重要なことだが社会においては「全く同じ問題」というのは2度と起こらない。
例えば、日本はこれから人口減少が進んでいく。多分読んでいる人の多くは「対処しないといけない問題だ」と感じていることだろう。だとすれば将来解決しなければいけない。
実は、欧米でも今後そうなるといわれているので、先進国では共通の課題になるだろう。しかし、各種公的機関の推計を見れば分かると思うが、日本は減少スピードがはやいと予測されている。これは少なくとも近年なかったことである。また、人口減少が「赤ちゃんの減少」によってもたらされるというのは、過去に例がない。
だから、将来の問題を過去の先例や成果をもとに、「Aをやるとうまくいくんじゃないか」あるいは「Bは過去の先例からすれば将来絶対にやってはいけない」と思案して解決策を練ろうとしている。もちろん、考え抜いたうえで出した対策が将来当たるとは限らない。なぜなら過去に例がない問題に対処しようとしているのだから。
投票するときに政策を選ぶ(→候補者も同時に選ぶ)というのは、一定の新しい問題に対して、将来どういう対応がいいのかというのを自分で考える作業なのではないだろうか。ひいてはそれが有権者が行う作業かも知れない。
なので個人的に「投票するときのアドバイスは何?」っていわれたら「社会的問題について自分なりにかんがえることです」と答えるしかない。少なくとも個人的に責任を持てるのはそこまでである。
誰にでも分かるように言うのであれば、「この法律を通すべき」とか「この条約には反対すべき」とかそれによって「この政党がオススメ」とかなんてことはこの連載では直接触れない。というかそういうアドバイスにはならないということである。
しかし、それだけいっても「じゃあ投票するときに、社会的な問題について何をどう考えるのか?」って話になる。多分、コメントして欲しいの中身はこれだと思う。
とはいえ、これから書いていくことははっきりいって「責任は持てない」。というか、多分違う考え方をする人が少なからずいると思う。それは断っておきたい。
以後何回かにわけて書いていこうと思うのだけど
・選挙ってどの程度重要なの?
・情報の収集って…?
・情勢調査って?
・参考までに国政で度々話題になっているトピック紹介(おまけ)
あたりかな。だいたい書きたいことはあるんだけど、うまくいくかはわからない。
ということで次回へ続く。
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