仙台市長選:野党系郡氏逃げ切り当選

さて、仙台市長選は結果が出た。

結果は、民進・共産・社民・自由の野党4政党が繰り出した統一候補である郡氏が小差で与党系・菅原氏の追撃をかわして当選した。


郡氏の得票率は43%で菅原氏は38.8%ほどだった。

1週間前では9ポイント程度とみていたため、それよりは差が縮まっていた。


https://683-shirasagi7.amebaownd.com/posts/2680035


これは事前情勢を分析した記事だが、

予想は

「投票率が高くなれば、郡氏が逃げ切って当選する展開を予想

逆に投票率が低調であれば、菅原氏に逆転のチャンスがある」


というものだった。


今回の投票率は44.52で前回の30.11をおおきく上回る結果だった。

そのため、投票中の段階で郡氏が逃げ切る可能性は強まっていた。

当日の出口調査でもリードしており、期日前投票の調査でも郡氏は菅原氏におおきく負けていないというデータが出たため、比較的早く当確は出るだろうと思った。結果として、午後10時過ぎには当確が出た。


ちなみに、菅原氏はかなり追い上げていた。専門家の指摘では勝てたかも知れないという指摘があったが、自民党の固定票をまとめきれなかった時点で不利だったとは思う。自民党の票を8割弱まで固めていれば、4ポイント差が埋まり横一線にはなっていた。


河北新報の事前調査をベースにすると

2週間前 16ポイント程度 

1週間前 27ポイント程度

当日まで 38.8ポイント


それでも菅原氏はかなり追い上げていた。


逆に追撃された郡氏だが、選挙戦の間に得票を落としたというわけではなく、順調に伸びていた。


2週間前 28ポイント程度

1週間前 36ポイント程度

当日まで 43ポイント

最初から無党派層に浸透していたが、1週間前は4割とされていたその浸透した割合が5割弱まで伸びた。これが逃げ切った原因だろう。


菅原氏が最後に競り負けたというのなら、知名度もあるかもしれないが、国政の風が吹いてしまったのだろう。少なくとも、自民党の固定票がまとめられなかったのは本当に知名度が問題だったのだろうか。


今回は構図といい、結果といいほぼ完全に予想することが出来た。

僕の予想を公開してから初めて「野党候補が勝利するだろう」と打ったため、かなりリスキーな感じはしたが、とりあえず収穫である。


北日本では今後も競り合いの選挙で与党は苦戦しそうだ。


他方、来週の横浜市長選は現職有利だ。

与党が応援しているのだが、どうやら現職の民進党議員まで支援しているという。

ひとまず来週は与党側ほっと一息だろう。

0コメント

  • 1000 / 1000

しらさぎのコメント保管庫

@7M_shirasagiのなんかまとめてコメントするための雑記帳です。 不定期にアンケートコラムや鉄道旅行の連載を行います。