7月度参考調査その1:カジノ・給食・稲田大臣

今回は「一部ネット層」が反応して盛り上がった。

本当は鉄道ファンの層を対象にしてかけている調査である。

6月までは政治アカウントからのRTはほとんどみられず、おおよそ管理者周辺の鉄道ファンの意向を反映した結果になっていた。しかし、今月はそうはなっていないので、適宜、数値は割り引きながらコメントしたい。


○あなたの町にカジノを作る提案なら…269票


賛成30
反対54


この設問はそれほど「一部ネット層」がRTしなかった。ほぼ鉄道層のRTだった。

与党側の政策でカジノ法案も通ったことも有り、もう少し賛成が多いと予想していたのだが、予想外に反対が過半数になった。

7月30日(日)は横浜市長選だが、一つの争点だ。

現職の林氏はカジノを白紙としているが、実質的には容認だと見る向きもある。ただ、選挙期間中は白紙だとしているのか、カジノ反対票も林氏に一部回っている模様だ。これは神奈川新聞の情勢報道あたりから確認できる。



○中学校給食は作りたい? 298票


賛成65
反対18


これも横浜市長選を意識した設問だ。ネット層も反応した設問だが、大勢には影響しなかった。賛成が圧倒的多数となった。


実はこの中学校給食を推進しているのは横浜市長選の対立候補の伊藤氏である。民進の一部議員と共産などが支援している。気にくわない読者がいるかも知れないが、

「カジノ反対×中学校給食=伊藤」という図式ができあがってしまった。

もちろんこれだけが評価要素ではないが、これだけ投票先を完全に選別するのであればそういうことになるだろう。とはいえ、民進や共産への拒否感のある層もいるだろう。現時点で伊藤氏が逆転する状況ではない(ただ共産票もまとまっていないので伸びしろはややあるかも)。


なぜいるのか?いらないのか?いろいろ議論はある。

この点は非常に身近な題材なのであえて個人的な見解を述べておくと、管理者も賛成である。

栄養バランスを考慮できるというのが強みである。部活云々があるが、それは夕方を活用すればいいので決定的な反論には思えない。栄養バランスが整うかどうかはその子どもが長期的に健康を維持できるかという重要課題を直接左右するからである。

また、それぞれの子どもの環境も多様である。ご家庭でも温かいご飯が出てくるところも多いが、経済的な理由や親がネグレクト気味といった事情でそうはいかない子どもも一定数いる。そのような子どもは、給食が唯一の「まともな食事」になる可能性が有り、子どもの最低限の栄養状態を確保するためのセーフティーネットとしての機能も期待できる。


ここからはかなりラディカルだが、多少税金を年間1000円程度値上げしてでも、「給食は無料」にまで踏み込むことも検討すべきだというのが個人的な立場である。今は給食費を取るのが主流だが、やむを得ない事情で親が払えないということはあり得る。

ここで払わなければ、給食は用意しないという意見が出てくるのは残念だ。もちろん、悪質な滞納の可能性もないわけではないし、そういう場合に親に責任があるのは間違いない。しかし、その責任を子どもに負わせるというのは飛躍であり、いかにも理不尽である。一人前の人間がとるべき責任をそうでない子どもに背負わせるというのは説明が出来ない。こうしたもめ事を回避するためにも、財源を用意して無料にすることをかんがえるべきだろう。

国家が将来のために健康な国民を育てるという保守的な発想からも、ひとりひとりの子どもの人権を擁護するというリベラル的な発想からも説明できる主張だと思うのだがどうだろう(別に反対してもいいのだけど)。



○稲田防衛大臣の続投は容認できるか? 345票

容認する28
容認しない54


これも一部ネット政治アカウント層が反応した設問だが、給食やカジノと同様、全体のRTに占めた割合は低めで、大勢に影響はなかった。


稲田氏は日報問題や都議選の時の「自衛隊として…」発言が批判を浴びている。

日報問題は記録の隠蔽をしたのかどうか、後者については実力組織である自衛隊が特定の勢力を応援することに問題はないのかといった指摘があがっている。

さすがに容認しない意見の方が多数になった。もちろん内閣改造で入れ替わると思う。世論調査の方がもっと厳しい結果になっているので。


内閣支持率は別の記事で


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