最近の撮り鉄界隈の謎理屈について

どうも、しらさぎです。

ちょっと題名煽り要素はいちゃったかな。別に煽りたいのではなくて、ツイートだと断片的になるのでどうしても細かいニュアンスまで出せない(のは僕の日本語能力不足かも知れないという話は華麗にスルー)ので、その辺まで最近TLを賑わしているコメントについていくつか取り上げます。

でも文章の書き方が意地悪。よいこの皆さんは反面教師にしてくださいね☆


スマホとカメラは1㎏と1メートルを比較するような話である

某氏ごめんなさい。でも、スマホのカメラも「レンズ」が一応入ってます。という意味で「カメラ」と考えるのであれば、そのたとえはやっぱり無理があるような気がします。逆に撮影機能に特化しているものしかカメラとはいえない考えれば、スマホカメラとカメラ(コンデジ・ミラーレス・一眼)を同一線上で捉えるのはまずいことになりそうです。

少なくとも以上のような趣旨を明らかにしないと「え?」って話になるとは思います。まあ比べるひとたちもいますので、以下では一応比較するものだとして進めます。


スマホ鉄をなめるな

個人的にはスマホが得意なシーンもあると思います。一眼レフを持ってからよりそう思うようになりました。ただ後で理由はコメントしますが、このタグを使って写真をアップする行為がそれほど功を奏しているのか疑問に思っているということは申し上げておきたいと思います。


不毛な対立である

スマホ・カメラそれぞれどのような写真がどういう理由で撮れる/撮れないという議論は有益だと思います。いやだって、手持ちの機材で今度どうやって撮ろうか考えるには参考なるかも知れませんから。あるいは機材投入を検討する材料になるはずです。

意見の違いが表面化するとすぐ「対立」「不毛」「けんか」とネガティブに評価する人が多いのは個人的には不思議です。むしろそういうネガティブに捉えること自体が有益な議論を妨げているのではないかと思います。議論と子供じみたけんかとの区別がつかないあるいは区別を付けようと努力すらしていない人がかなりいるのではないでしょうか。

「どっちもどっちである」と安易に片付けるのは、むしろ問題解決を先送りしているだけだと思います。そういう風に安易に片付ける方がよっぽど「不毛」な気がします。

あ、僕が出来ているとはいっていませんよ。努力はしているつもりですが。書いたことはあくまでも青写真。(うわ適当なお仕事。よい子の皆さんは真似しないでね。)


全ては本人次第だ!

いやだからね、プロの人も誰か書いていた気がするけどこれはおかしいと思います。というか典型的謎理論。

もちろん予算の限界があります。ただ、スペックのある機材であれば原則として手ぶれ・画像の荒れ具合の低減は出来ます。カメラのホールドが甘くてもいろいろ助けてもらえる可能性があるわけです。その場でスマホやタブレットに転送したら撮り直すか判断することも出来るわけですし。

あ、ちなみにアングル・構図は本人次第が基本かも知れません。ただ、スマホの画面で見て思いつくことと一眼の光学ファインダーを覗いて考えることは全然違います…って機材の話に戻ってしまったではないか。ということで、構図を考えるという営み自体は機材がないとちゃんと勉強にならないかも知れませんので、本人次第ともいえるしそうでないともいえるかもしれませんね。

いずれにしても、全て本人次第と言い切ってどや顔するのはちょっと早い。


スマホと一眼を等式で結んじゃう人

いやあ見つけてしまいましたよ。最大の謎理論「スマホと一眼はほとんど違いがなくて等式で結べちゃう」。ちょっと検索したら本当に出てきてびっくり。

なんと「安定感、画素数、連写くらいしか違いがなく画像見ただけで分からない」というのです。

「全ては本人の技術次第」というあれへのコメントにもなるのですが、恐らくスマホ・コンデジ・ミラーレス・一眼レフそれぞれの特徴を調べてみないと…

スマホは、基本的にフルサイズ換算で25~30ミリ程度。ズームはこれを単純に引きのばしただけなので、2倍・3倍とズームすれば画像は荒れます。僕のギャラクシーは26ミリが1.0倍でした。52ミリなら十分荒れます。80ミリ以上(3倍以上)は使いたくないという状況でした。

つまり、広角での撮影が基本です。なので例えば遠近感をいかした構図を作ることになります。

とは書いていますが、スマホ時代の僕は全然その広角をいかしていない写真を量産していました。そして、現にそういう画像はTLでよく見かけます。

この点一眼レフはさすがです(ミラーレスもですけど)。ISOを上げない限りは焦点距離を変えても荒れることはありません。ただ、レンズ交換式なので、該当するレンズがないと自分の思い描いた焦点距離での構図は作れないことになります。というわけで、対応するレンズはないといけませんね。

スマホは細かい露出設定が出来ません。僕のはシャッタースピード(露光時間)とISOは手動でコントロールできましたがそれも出来ないという機種もあります。特にSSをコントロールできないのは夜間で手ぶれを起こすか、動く物体では被写体ブレを起こしてしまいますね。またF値をコントロールすることは出来ないはずです。そもそも、ボケ味を表現するのには限界があります。

というわけで、使えるシーンには限りがあるということになりますね。スマホは。それをわかったうえで使えば面白い画像は確かに撮れます。でも、繰り返すように「スマホはどういう場合なら使えるのか」を把握していることが条件です。

本人の技量次第というのは結構なことですが、体育会系でやってもダメなものはダメです。

一眼レフはその点、いろんなものが撮れますが、そのためにはそれにあったレンズを用意しておく必要があります。どんな図を釣ってきたいのかをまず確定させることが大事な気がしますが、その上でそれにあった機材は準備しないとはじまりません。レンズの持つ焦点距離は決まっていますし、天候条件によって設定できるものも当然制約はあるわけですから。手ぶれ補正もあったほうがいいでしょう。「なくても本人の腕で…」まあ昼間ならわかりますが、夜は限界があるでしょう。特に手持ち撮影なら。

あえてちょっと変わった言い方をするなら「機材の特性を知って使えるかも自分の実力のうち」ということです。そういう意味では僕もお勉強が足りないようです。


ちなみに、ちらっと書きましたが、僕がスマホの利点なんて改めてちゃんとわかったのは一眼レフでレンズをいれかえていろいろ試してからです。ということは僕にとっては「下手なやつは一眼を持つな」という主張も当てはまらなかったことになりますね。



なんか、やっぱりこういう意地悪な書き方すると読み手が感情論に走りそうなのが目に浮かぶのでやっぱり反省して次回からやめます(ダイエットしますと豪語しながらダイエットしないみたいな話にならないようにがんばります)。


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